締めの言葉でブラッシュアップ
「会ってみたい」と思わせる
職務経歴書は面接に進むために必要な書類ですが、まずは「この人に会ってみたい」と思われるように書きましょう。過去の経歴や業務内容も大切ですが、自分の強みや応募先の施設で実現してみたいことを書くとより相手の心をつかむことができます。そのためにも文章の最後、結びの言葉を意識しましょう。
前向きな言葉で表現する
採用するということはこれから先一緒に働いていく仲間になるということです。ある程度の知識や技術が必要とはなりますが、「一緒に働いてみたい」と思われることが何よりも重要となります。そのためにも、応募先でやりたいことがあったり、将来的に目指したい自分像を持っているなど、一緒に働いてみたいと思われるようにアピールしましょう。例えば、「利用者の役に立ちたい」と書くよりも「利用者が快適に過ごせるように最後までしっかりと手助けしていきたい」と書いた方が前向きに仕事に取り組むことができることを連想させ、好印象となります。
ポジティブなイメージがつく
志望動機にエピソードを盛り込むのであれば、応募先が求めている人物像と自分がリンクしていることをアピールしましょう。そうすることで実際に働きだしたときのイメージもつきやすく、「うちの施設の雰囲気に合っている」とポジティブなイメージを持ってもらうことができます。
等身大の自分を見せる
採用してもらいたいという気持ちが強くなれば、スキルや知識を必要以上に誇張してしまうこともあるでしょう。ですが、採用担当者は今まで数多くの応募者の職務経歴書に目を通しているベテランです。そんな採用担当者にとって誇張していることなどお見通しのことでしょう。もし仮に採用されることになっても、実際に働き始めると誇張した部分のボロが出始めて上司の期待に応えることが難しくなります。
また、日本人は謙遜することが美徳だととらえているため必要以上に謙遜してしまう人もいますが、それでは本来持っている知識や技術をアピールすることができなくなってしまいます。必要以上の誇張や謙遜は避けて、ありのままの、等身大の自分について書くようにしましょう。
自信を持って言い切る
志望動機や自己PRは自分をアピールする項目です。それなのに「~かもしれない」や「~だと思う」と書かれていてはどんなに魅力的な人物であってもインパクトに欠けてしまいます。「経験したことがない業務ですができると思います」ではなく、「与えられた業務が経験したことがないものであっても少しでも早く戦力になれるように努力していきます」と自信を持って言い切るようにしましょう。
定型的な言葉は避ける
文末だからと「よろしくお願いします」と定型文で締める人もいるかもしれませんが、定型的な表現は採用担当者に強い印象を与えることはできません。なぜなら、採用してほしいというアピールがあまり感じられないからです。
書くスペースは限られておりそれほど多いものではありません。その限られたスペースに定型文を書くのは何だかもったいない気がしませんか。最後の最後まで自分の強みがアピールできるような言葉で締めるようにしましょう。
職務経歴書の書き方に迷ったらコレ!
-
志望動機の書き方
数多くいる応募者の中から採用担当者の目に留まるためには志望動機の書き方が重要となります。志望動機を深く掘り下げて具体的なエピソードを盛り込むとより説得力のある志望動機となります。また、応募先の職種や施設形態に合わせて書くのも1つの方法です。ただしその場合は応募先の情報をきちんと把握しておく必要があるため、事前にしっかりと調べておくようにしましょう。
-
職務経歴書の形式と書き方
介護業界は働く施設がさまざまな分野に分かれているため、キャリアップや経験を積むために違う分野で働きたいと考えている人も少なくありません。転職活動を行う際に重要となるのが今までの職務経歴や業務内容が詳しく書かれた職務経歴書です。職務経歴書には決まった書き方はありませんが、相手が見やすいように簡潔に正しく書くようにしましょう。